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カターニャの夜

カターニャの夜

成田からローマで乗り継ぎカターニャに入った。
アリタリアを利用すると大体夜遅い時間に到着する。
通常ならとりあえず空港そばのホテルでもってなるところだが、
旅先の朝夕はスナップに欠かせない時間帯。
ちょっと無理してでも街中の宿に入りたい。

今回のシチリアも泊まりはほとんどがB&B。
ベッド&ブレックファーストという部屋と朝食だけがついているもので、
予約したのは一泊7,000円ほどのところばかり。
7,000円ほどだからって部屋がチープだって事はなく、今時かなりスタイリッシュなところも多い。
しかしB&Bの不便なところは常時スタッフが居るわけではない。
チェックインの時間を事前に連絡しておいて、その時間にスタッフが来て待っていてくれるといった感じ。
これが実際は結構イタリアンなので、連絡しておいたのに入口の鍵がかかっていてって事が結構あったり...(汗)。

予約はいつもBooking.com。
とにかくドゥオーモ近くで、深夜12時までチェックインを受けてくれるB&Bをしらみつぶしに探した。
そして、かなりの好立地にあったのがAmenano Bed & Breakfast。
カターニャへのフライトは夜の10時20分着。
11時30分にチェックインするという事でメールしておいた。
しかし、案の定というかいつものように飛行機は遅れ、実際カターニャの空港に到着したのが11時30分頃だった。
着陸後、預けた荷物の出るのを待ちながらB&Bに電話した。
これが中々つながらない...。
何度がかけ直してようやくつながった。
「飛行機が遅れて今到着したんだ。もう少しかかる。待っててね...」
ってな事を伝えると
「全然大丈夫。気をつけて来なよ。」ってなウェルカムな返事だった。
しばらくして成田で預けた荷物は、今回もロストすることなく無事流れてきた。
急いで受け取りタクシーでB&Bに向かった。

カターニャの街中に着いたのは深夜の12時をまわっていた。
夜が遅いイタリアでもさすがに人影は少ない。
B&Bの場所はグーグルマップにチェック済み。
奥まった路地裏にあるB&Bを探しだし、インターフォンを押した。
「おう!来たかい!」と言った感じで門を開けてもらった。
迎えてくれた兄さんは電話の通りフレンドリーでとても親切だった。
一通りチェックインの手続きを済ませ、部屋の鍵をもらい朝食の説明など受けた。
「もう深夜12時もまわっているので静かに過ごしてくれ」と言い残して彼は帰って行った。

小松の自宅を出て約26時間。
長い移動、乗り継ぎを経てようやくカターニャの宿に着いた。
いや〜長かった。

少し荷物を開きながら窓の外を見た。
部屋は三階。
見下ろした路地裏の光景に心が高鳴った。
濡れた石畳。狭い道を結構なスピードで駆け抜ける車...。
シチリアに来たんだ。

思わずカメラを取り出し、シャッターを落とした。
Sicilia 2015。
何気ない風景だが最初の一枚となった。

LEICA M-P (Typ 240) / Summilux 35mm ASPH.

カターニャの夜

いつもそうだが、着いた時間で日本の午前10時頃。
これから眠れるわけがない...。

LEICA M-P (Typ 240) / Summilux 35mm ASPH.

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